あなたの街で探す!見つける!【あっと現場】で社員・バイトのお仕事探し|現場のコツ 第二回『工事現場作業には体が大切!熱中症には注意しよう』

夏の現場作業で最も気をつけなくてはならないのが、熱中症です。ここでは作業中に注意すべき症状や環境など、熱中症対策に役立つ知識のあれこれをご紹介します。

要注意! こんな症状が現れたら熱中症を疑おう

熱中症になると現れる症状には初期的なものからより深刻なものまで段階があります。予防や対策のために、まずはそれぞれの症状をきちんと知っておきましょう。

めまいや失神
ひどいめまいがする症状は、「熱失神」の可能性があります。熱失神になると、実際に一時的な失神をしてしまうことも。暑さで皮膚の血管が拡張して血管の流れる量が減少し、脳の血流が減少することで起こる熱中症の初期症状です。脈は速く、弱くなります。涼しい場所に移動して水分を補給してください。

筋肉のけいれん
暑い中での作業中や作業後に、ふくらはぎ、太もも、足、手、腕、腹部などの筋肉にけいれんが起きるのは「熱けいれん」と呼ばれる症状です。最初は筋肉痛や、手足がつるといった兆候が現れることもあります。原因は汗をかいて水分と塩分が失われ、さらに大量に水分をとるなどして血液中の塩分が薄まったために起こります。軽症の熱けいれんは塩分を摂取することで対処します。

大量の汗
大量の汗が出て、顔が青白くなったら「熱疲労」が疑われます。めまい、ふらつき、疲労感、吐き気、頭痛などを伴うこともあります。体内の水分と塩分が失われて血液量が減る、いわゆる脱水症状が原因です。熱射病の前段階ともいわれる状態なので、早急に水分と塩分の補給を行ってください。

高熱と意識障害
体温が40度を超え、意識障害が起きていたら「熱射病」の可能性が高くなります。皮膚が赤くなり熱っぽいのに汗は出ず、錯乱や昏睡、全身けいれんが起きていると危険です。体温調節機構が機能しなくなって深部体温が上昇していると思われるので、すぐに救急車を呼んでください。熱射病は最悪の場合、死に至ることもある危険な状態です。

熱中症になりやすい環境・条件とは?

ここではとくに建設現場などで熱中症になりやすい環境と条件を挙げてみましょう。

高温な現場
高温・多湿で無風な現場は最も危険です。直射日光だけでなく、発熱するものがあって赤外線による輻射熱が発生するような場所も要注意です。脱水症状が起きやすいので、最低でも屋外なら日陰で風通しのいい場所、屋内ならクーラーの効いた涼しい場所を休憩所として確保しましょう。

通気性の悪い服の着用
通気性の悪い衣類や保護具を着込んだ状態での長時間作業も熱中症を招きます。汗をかいてもあまり体温が下がらないためで、通気性、透湿性に優れた服を着用しましょう。

持病や薬の服用
糖尿病の人は脱水症状を起こしやすく、高血圧症、心疾患がある人で水分と塩分を尿中に出す作用のある薬を服用していると同じく脱水症状になりやすくなります。腎不全も塩分制限をされている人は注意してください。風邪で発熱している人、下痢などで脱水症状が出ている人、極端な寝不足の人、二日酔いの人は暑い場所での現場作業は危険だということを知っておきましょう。

作業現場の熱中症対策は?

熱中症対策の基本は水分補給です。一気に飲むのではなく計画的にこまめに補給し、塩分も摂るようにします。

大量に汗をかく現場、脱水の軽い症状が出たときは経口補水液を摂取するのが有効です。ただし、経口補水液はいわば飲む点滴なので、1時間で500mlなど少量ずつゆっくり飲みます。経口補水液は健康な人には美味しくなく、脱水症の可能性がある人には美味しく感じるという特徴があります。

風通しのいい日陰で定期的に休憩を取ることも絶対に必要です。衣服以外ではヘルメットも熱中症対策仕様のものがあります。通気性がよく、首元に断熱冷却用のシートが取り付けられるようなタイプを選びましょう。

熱中症の応急措置は?

熱中症の症状が現れたら日陰の風通しの良い涼しい場所に移り、水やスポーツドリンクを飲みます。衣服をゆるめて横になり、足を高くする姿勢を取ってください。

熱射病が疑われるときは救急車を呼びますが、到着までは寝かせたうえで、水や濡れタオルで首すじ、脇の下、大腿部の付け根など大きい血管が通っている場所を重点的に冷やしてください。

夏の現場作業には熱中症対策が必須です。いざというときの対処法を知っておくと同時に、上記を参考に予防も行って安全に作業を行うようにしましょう。