あなたの街で探す!見つける!【あっと現場】で社員・バイトのお仕事探し|現場のコツ 第十回『土木施工管理技士の仕事内容について』

土木施工管理技士は土木工事になくてはならない存在です。同時に慢性的な人手不足であり、最も“なり手”が求められている職種でもあります。今回は土木施工管理技士の仕事内容などについて解説します。

土木施工管理技士の主な仕事内容は?

土木施工管理技士は河川、道路、橋梁など大規模土木工事において施工計画を作成し、現場においては工事に関わるさまざまな工程の施工管理を行う技術者です。

施工計画では、設計図書や施工前の調査に基づいて工期を決め、施工手順をまとめていきます。工事が始まると各工事の作業工程、安全、品質、コストなどを管理し、責任を負う立場になります。他にも用地の確保、官公庁等の役所への諸手続き、書類の処理、周辺住民への説明・説得なども行い、仕事の範囲はかなり幅広いと言えます。

就職先はゼネコンや土木・建設系企業などです。土木工事は河川、道路、橋梁、ダム、港湾、トンネル、埋め立て・干拓、鉄道、上下水道までさまざまで、会社や現場によっても仕事内容が異なります。工事中は現地のプレハブや近くの宿舎に泊まり込むことも珍しくありません。大変な仕事ですが、工事が完成した時の達成感は他に代えがたいものがあるでしょう。

土木施工管理技士になるには?

国土交通省が所管する「土木施工管理技士」の国家資格を取得することが必須です。1級と2級があり、受験資格は学歴や職務経験により細かく規定されています。例えば2級では「大学の土木、建築学科の指定学科卒業後、1年以上の実務経験者」「高校の土木、建築学科の指定学科卒業後、3年以上の実務経験者」などとなっています。

このことからもわかるように、通常、土木施工管理技士になるには高校や大学の土木、建築学科で知識を得て土木業界に入り、設計・施工・管理の現場で土木技術者として経験を積んでから資格に挑戦することになります。ただし2級には「高等学校の指定学科以外を卒業後、4年6か月以上の実務経験」「上記以外(高卒でない場合)の者は8年以上の実務経験」という受験資格も設けられています。土木施工管理技士は学歴に関係なく実務経験と勉強次第で誰でも挑戦できる資格でもあります。

1級と2級の違いについて

違いとして大きいのは、1級は現場を指揮する「監理技術者」となることができ、2級は作業工程ごとの責任者である「主任技術者」になることができる点です。この2つの技術者は建設業法の規定によって営業所、工事現場ごとに置くことが義務付けられています。

もう少し詳しく説明すると、監理技術者とは特定建設業者が元請として工事を施工するために下請に請負代金総額3,000万円以上で発注した際、現場に専任で派遣しなければならない技術者のことです。この請負総額が3,000万円未満であれば、現場には主任技術者を配置すればいいことになっています。1級土木施工管理技士の場合は、すべての土木工事において、主任技術者、監理技術者のどちらとしても業務に当たることができます。

また、建設業では公共工事の入札に参加する建設会社の企業規模や経営状況といった客観事項を数値化して行われる審査があります。この「経営事項審査」において、1級施工管理技士がいる会社には5点、2級施工管理技士がいる会社は2点が付与されます。点数が多いほど会社が受注を得る機会も増えるため、1級と2級ではこの審査においても会社への貢献度が違うことになります。

昨今、土木工事自体の件数が急速に増え続けている状況もあり、この仕事に対する需要は非常に高くなっています。とくに若い世代の有資格者は貴重です。今こそ、土木施工管理技士は挑戦しがいのある仕事であり資格であると言えるでしょう。