あなたの街で探す!見つける!【あっと現場】で社員・バイトのお仕事探し|現場のコツ 第十三回『危険物取扱者はどんな仕事をしている?』

ガソリンや灯油などのように消防法で指定された「危険物」は、扱い方を間違えると爆発や火災を引き起こすため大変危険です。
そのため、これらの危険物を大量に扱っている場所では、専門的な知識を持った「危険物取扱者」を配置することが法律によって定められています。ここでは、その危険物取扱者について詳しく説明していきましょう。

危険物取扱者の資格の種類について

「危険物取扱者」の資格には「甲種」、「乙種」、「丙種」の3種類があり、取り扱える危険物の種類や、与えられた権限が異なります。詳しい種類は下記の通りです。

甲種危険物取扱者
全種類の危険物についての取り扱いが許可されています。危険物取扱者の資格を持たない人が、危険物を取り扱ったり点検をしたりする際に、立ち会うことも可能な危険物のエキスパートです。

乙種危険物取扱者
取り扱いができる危険物が“第1類〜第6類”の区分に分かれていて、取得した類の危険物についてのみ、その取り扱いや立ち会いが許可されます。一般財団法人消防試験研究センターによると、それぞれの類によって扱える危険物は以下の通りです。

第1類
塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類、臭素酸塩類、硝酸塩類、よう素酸塩類、過マンガン酸塩類、重クロム酸塩類などの酸化性固体

第2類
硫化リン、赤リン、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム、引火性固体などの可燃性固体

第3類
カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、アルキルリチウム、黄リンなどの自然発火性物質や禁水性物質

第4類
ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体

第5類
有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物、アゾ化合物、ヒドロキシルアミンなどの自己反応性物質

第6類
過塩素酸、過酸化水素、硝酸、ハロゲン間化合物などの酸化性液体

丙種危険物取扱者
第4類危険物のうち、特定の危険物についてのみ取り扱いが許可されています。ただし、資格のない人への立ち会いはできません。取り扱える危険物は、ガソリン、灯油、軽油、重油などです。

危険物取扱者の主な就職先は?

危険物取扱者の資格を活かした就職先は、取得した資格の種類によっても異なります。
特に需要が高いと言われるのが、「乙種危険物取扱者の第4類(乙種第4類)」で、ガソリンスタンドでは取得することで手当がつくところも多いようです。

このほかにもタンクローリーの運転手、ビルの整備技術員なども乙種第4類の資格が役立つと言われます。

また、乙種危険物取扱者よりもさらに難易度の高い甲種危険物取扱者の資格を取得しておけば、化学工場、プラントの安全管理及びメンテナンス、危険物貯蔵倉庫を管理している会社、石油関連施設など、危険物を取り扱う幅広い施設への就職に有利になると言われています。

危険物取扱者に向いている人は?

危険物取扱者試験に合格するためには、関連する法律に対する知識はもちろんですが、何といっても化学分野に対する深い理解が求められます。
そのため、化学系の知識や経験がある方が有利だと言えるでしょう。

また、資格取得後の就職先は危険物を扱っているため、少なからず何らかの危険が伴う場所がほとんどです。
職務を安全に全うするためにも、仕事に対する責任感の強い人、自分自身に厳しい人、集中力の高い人が向いていると言われています。

危険物取扱者のうち甲種は受験資格がありますが、乙種と丙種には受験資格がありません。この2つは年齢を問わず受験が可能ですので、早いうちに取得をして活躍の場を広げてみてはいかがでしょうか。