あなたの街で探す!見つける!【あっと現場】で社員・バイトのお仕事探し|現場のコツ 第二十一回『塗装方法の種類について学ぼう』

建物は、雨風や紫外線などにさらされ続けることで、少しずつ劣化が進んでいきます。外壁や屋根などへの塗装は、そういった劣化を防ぎ、建物の美しさを保つためには不可欠なものです。

建築塗装にはさまざまな種類がありますので、家の立地条件や劣化の進み具合、使われている素材などによって適切な塗装を選ばなければなりません。
今回は、建築塗装の種類について詳しく解説していきます。

建築塗装とは?

建築塗装とは、住宅やビルなどさまざまな建築物の外壁、内壁、屋根、床などに適切な工法によって色を塗っていくことです。

新築の建物はもちろん、築年数が経過して劣化が進んだ建物に対しては、洗浄、下処理、補修などを併せて行うこともあります。

建築塗装の主な目的は、なんといっても建物の保護と美しさを保つこと。
一般的な建築物に使われている鉄やコンクリート、モルタル、木材といった素材はそのままの状態では雨風や紫外線などの外的要因によって錆びたり、もろくなったりして強度が弱くなってしまいます。

これらに塗装を施すことで素材の表面を保護しながら、見た目の美しさも保っていくのです。

下塗り塗装の種類について

主な下塗り塗装の種類は、以下になります。

シーラー
外壁や屋根に使われる下塗り材です。
上塗り材との密着性を高める役割を果たします。劣化の進行具合に応じて、水性、一液溶剤系、二液溶剤系などを使い分けていくのが一般的です。

フィラー
主に外壁に使われる下塗り材です。
水のようにゆるいシーラーと比べて粘度が高いのがフィラーで、小さな穴やヒビを埋めることで凹凸面を滑らかにする効果があります。また、シーラーと同様に、上塗り材との密着性を高めます。

シーラー+フィラー
塗装面の劣化具合が進んでいる場合には、シーラーとフィラーを合わせた下塗りが行われることも。
その場合は、二液溶剤型シーラーと弾性フィラーの仕様になるのが一般的です。

エポキシ系
屋外の階段や手すり、トタンなどといった鉄部に使われる下塗り材で、耐久性が高く錆を抑える効果があります。

シアナミド鉛錆止め
鉄部に使われる下塗り材です。
エポキシ系の下塗り材と比べると防錆効果は劣りますが、水分の浸透を防ぐ性質があります。

一般錆止め用
鉄部に使われる下塗り材で、ほかの下塗り材と比べて防錆効果は劣りますが、ホームセンターなどで買うことができ、費用面では最も安いと言えます。

外壁塗装の種類

主な外壁塗装は、以下になります。

リシン塗装
昔から住宅の外壁に多く使われている仕上げ材のひとつ。
セメントや合成樹脂などと石を混ぜたものを原料とした塗料を吹き付けていきます。比較的扱いやすい塗料で、好みに応じた色の調節も可能です。
また、外壁塗装の中でも最も費用を抑えることができると言われています。

スキン塗装
スキン塗装は、小さな石粒をアクリル塗料によって吹き付けていく塗装のことで、セラミック塗装とも呼ばれています。
石粒と石粒の間に細かな隙間があるため、塗料をベタ塗りする塗装方法と比べて、壁面の通気を確保できるというメリットがあります。
リシン塗装と比べると費用は高くなります。

スタッコ塗装
リシン塗装と並び、昔からよく使われている仕上げ材です。
スタッコというのは、石灰に大理石や砂などを混ぜ合わせたもののことを指していて、仕上がりはリシンよりも厚い塗装になります。

建物を保護して美観を保つための建築塗装ですが、その効果を充分に発揮できるかどうかは、塗装方法の選び方一つで変わってきます。
塗装工として仕事をしていこうと考えているのなら、さまざまな塗装方法の特徴をしっかりと覚えておくといいでしょう。