あなたの街で探す!見つける!【あっと現場】で社員・バイトのお仕事探し|現場のコツ 第二十七回『大工が一人前になるまでの見習い期間とは』

「大工職人になりたい!」と思って住宅メーカーや工務店に就職しても、すぐに家作りの重要な部分を任されるということは、まずないと考えていいでしょう。
大工職人になるためには、親方や先輩大工の下で、見習いとして経験を積んでいくのが最もスタンダードなルートだと言えます。

では、一人前の大工になるには、どのぐらいの時間がかかるのでしょうか。ここでは、大工職人の見習いについて、その見習い期間と仕事内容などを詳しく説明していきます。

まずはじめに! 腕のいい大工について知ろう

一流の大工職人になろうと思ったら、腕のいい大工職人の下で見習いとして働きながら仕事を覚えていくのが理想的ですが、そもそも「腕のいい大工職人」とはどのような人のことを指すのでしょうか。一般的な定義を見てみましょう。

整理整頓をいつも心掛けている
建築現場を見ると、その大工が一流であるかどうかが分かると言われています。乱雑にものが散らかっている建築現場では事故が起きやすいだけでなく、建物を傷付けてしまう可能性も否定できません。

見えない部分こそ丁寧に行う
家が完成したときに見える部分を丁寧に作業をするのは当然のことですが、一流の大工職人は、完成時には隠れてしまう下地の部分こそ丁寧に作業をしていきます。「どうせ隠れてしまうから」と、下地工程を適当に行う職人は、自分の仕事に対する意識が低いと思われてしまうかもしれません。

大工の見習い期間について

大工職人の見習い期間については特に定められたものはなく、会社の方針やその人の能力によっても異なります。

求人情報では「見習い、研修期間あり」という表現をよく見かけますが、実際にはどのぐらいの期間がかかるのでしょうか。ここで言う「見習い、研修期間」というのは、いわゆる試用期間という意味が多く、3カ月〜半年程度の期間が一般的だと考えられます。

ただし、この見習い期間を終えたからといって一人前になれるのかというと、答えは「ノー」です。見習い期間は、あくまでも大工仕事の大まかな流れを身に付けるための期間で、大工仕事をひと通りこなせるようになるためには、そこからさらに3年程度の修行期間が必要になってくると言えます。

今は施工技術が進んだこともあって、昔のようにゼロから家を建てることが少なくなりました。木材の加工を現場で行うことも減っていて、大工仕事の内容はかなり簡略化されてきています。

そのため、昔と比べて短期間で独立することも可能だと言えるかもしれません。とはいえ、一生モノの仕事にしようと思っているのであれば、しっかりとした大工技術を身に付けることは不可欠ですから、独立までには5〜10年の期間が必要になると理解しておきましょう。

見習い期間中の仕事内容について

「大工職人になろう!」と思ってその世界に飛び込んでみたものの、見習い期間中の仕事が思い描いていたものとあまりに違って驚いた…という人は珍しくありません。なぜなら、見習い期間中は親方(棟梁・とうりょう)の手伝いが多くなるからです。

具体的には、型枠を作る際にコンクリートミキサー車から現場までホースを運ぶ仕事、内装に必要な資材や道具を運ぶ仕事など、体力的にも大変な仕事をコツコツとこなさなくてはなりません。

一見、雑用とも思える仕事を行うことで、大工仕事の一連の流れを学んでいきます。そして、棟梁の傍で仕事をこなしながら、工具の扱い方、図面の読み方といった技術的な経験を積んでいくのです。

見習い大工になるための方法

大工職人になるために必要な条件や資格は特にないと言われています。建築会社や工務店に就職をして大工の見習いから始める方法が一般的ですが、そのほかにも直接棟梁に弟子入りを頼むという方法もあります。

いずれの場合も、一流の大工職人になるためには、ある程度の修行期間が必要で、その間の仕事はかなり厳しいものになるということを理解しておくことが大切です。

大工道具の使い方や熟練技術の習得は、一朝一夕というわけにはいかないもの。一人前の大工になるにはそれなりの期間が必要ではありますが、やる気次第では一生モノの仕事となっていくはずです。