就職活動がなかなかうまく進まない理由の一つに「やりたい仕事が見つからない」という問題があります。医者、デザイナー、エンジニアなど明確な目標に向かって突き進む人を横目に、「自分はいったいどんな仕事がしたいのだろうか…」と悶々とした気持ちを抱えている人は少数ではないはずです。
そこで今回は、やりたい仕事が見つからない原因と、その解決方法について説明していきます。
まず、やりたい仕事が見つけられない人には、どんな共通点があるのでしょうか?
頑固である
自分の考えをしっかり持っているということは素晴らしいことですが、自分の考えを固持するあまり、人の意見に耳を傾けることができなくなってはいませんか?
自分のやり方だけで仕事探しをしていると、行き詰まってしまうことがあります。そんなときは、第三者のアドバイスに耳を傾けることで、意外な突破口が見つかることもあるかもしれません。
新しいことを試すのが苦手
趣味や習い事をはじめ、新しいことに挑戦するのが億劫な人は、自分の新しい興味や魅力に気が付くチャンスを逃しているかもしれません。
これまで、自分が興味を持ったことがない分野にも手を伸ばすことで、やりたい仕事を見つけられるはずです。
働く条件ばかりを考えている
働くならお金をしっかりと稼ぎたい、休みはしっかり欲しいなど、働く条件が先行してしまっていては、仕事選びの幅は狭くなる一方です。
そもそも世の中にある一部の仕事のことしか知らない
世の中にはたくさんの種類の仕事があるにもかかわらず、ごく一部の仕事から選択しようとは思っていませんか? 狭い範囲でやりたいことを見つけようとしていると、やりたいことが見つかる可能性も低くなってしまいます。
情報収集が苦手である
世の中で起きていること、流行っていることなどにアンテナを広げて情報収集をすることが苦手な人は、知らないうちに自分の興味の範囲を狭めてしまっているかもしれません。たくさんの情報を集めることで、これまで知らなかった分野において、実は自分に合った仕事、やりたいと思える仕事が見つかる可能性があります。
「やりたい仕事が見つからない!」と悩んでいる人の多くは、職業に対する情報量が極端に少ないという傾向があります。世の中には、誰もが知っているようなメジャーな仕事から、あまり知られていないマイナーな仕事までたくさんの種類の職業が存在します。
まずは、インターネットや職業情報誌などを活用して、できるだけ多くの情報を収集してみましょう。
そして興味のある仕事が見つかったら、その仕事についてより詳しく調べていきます。色々な仕事について知ることで選択肢が広がり、やってみたいと思える仕事に出会える可能性が高くなるはずです。
やりたい仕事が見つからないのなら、まずはやりたくない仕事を書き出してみるのも方法の一つです。やりたくない仕事が分かれば、それ以外の仕事には興味を持つ可能性があります。
それと同時に、自分自身の幼少期を振り返ってみましょう。自分はどんな遊びが好きだったか、どんなことを楽しんで行っていたのかを書き出してみます。自分がどんな子どもだったのかを親に聞いてみてもいいでしょう。
例えば、人を楽しませるのが好きだった、人を笑わせることが好きだった、一人で黙々と何かを作って遊ぶのが好きだったなど、大人になって忘れてしまっていた自分の意外な一面を知るきっかけになるはずです。そうした新たな発見が、自分のやりたい仕事を見つけるヒントになることも。
少しでも興味のあることは、頭であれこれ考えて悩むよりも、とりあえず挑戦してみるようにしましょう。前々から気になっていた習い事を始めて見たり、趣味のサークルに入ってみたりすることで、その興味がやりたい仕事に結びつくかもしれません。また、職業訓練やボランティア、就職セミナーなどに参加してみるのもおすすめです。
実際に経験をしてみることで、やりがいや興味を感じることが見つかるはず。はじめから正社員で働くことにこだわらず、派遣社員や日雇いなどでその世界に飛び込んでみるという方法も、現状を打破してくれるきっかけになるかもしれません。
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第二十七回『大工が一人前になるまでの見習い期間とは』
第二十六回『大工になるなら持っておきたい必需品はコレ!』
第二十五回『大工道具の「のみ」ってどんなもの?』
第二十四回『現代の大工さんの種類について』